情報空間とは

私達が生きている世界は実に面白く、不思議な空間にいると言えます。
1つの空間にいるのではないからです。
ではどんな空間に存在しているのかーーー?
1つは目に見える「物理空間」。
そして、もう1つが目には見えない「情報空間」。
「物理空間」は文字通り、見えるし手で触れることができる物体が存在する空間。
私たちの体や家具や食料や日用品、スマホやPC、遊園地や動植物などなど…。
それらは普段私たちが現実だ、とリアル(視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚)で感じられる世界のことを言います。
「情報空間」とは、物理空間以外の世界。
例えば私たちの思考や感情、記憶、夢、概念や習慣もそうだし
数字やお金、RPGや映画やドラマ、小説、法律などもそう。
これらはすべて「情報空間」に情報として存在している。
身体は物理空間にあるけれど
心や感情、思考や観念、意識・・・等々は情報空間に存在する。
つまり2つの空間にまたがって存在しているのが私たち、です。
よくよく考えると不思議ですよねww
ちなみに物理空間と情報空間は次元が違います。
次元とは物が広がる「方向」や「視点」のこと。
1次元は線
2次元は平面
3次元は立体
これに時間軸を加えた4次元の世界に私たちは物理的な生活をしています。
「今日も渋谷で5時〜♪」という歌がありましたが(懐かしい…ww)
誰かと待ち合わせできるのは
座標軸と時間の共通概念があるから、なんですね^^
5次元以上はどんどん具体的なところから離れていく高次元になるので
抽象度、という方向で表現していきます。
例えば私の実家には愛犬のデニーロがいました。
そのデニーロの抽象度を上げていくとこんな風に表現できます。
愛犬のデニーロ → ヨークシャーテリア → 犬 → 哺乳類 → 生物
このように
愛犬のデニーロという限定された1匹の犬から
抽象度が上がっていくと、より沢山の動物も含む概念に変わっていきます。
つまり
抽象度は上がれば上がるほど
対象の範囲が広がり、情報量は少なくなる
抽象度が高いものは
すべて情報として情報空間に存在しています。
情報空間と抽象度という言葉は
ぜひ覚えておいてください。