生まれ変わりの旅 Vol.5

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生まれ変わりの旅 Vol.1
生まれ変わりの旅 Vol.2
生まれ変わりの旅 Vol.3
生まれ変わりの旅 Vol.4

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バスに乗り、狭くて急な山道を5分ほど上っていくと
山頂に到着。

例によって
降りるときには雨がやみ、傘なしで歩ける状態に。
ありがたや・・・♪

牛さんたちに出迎えられる。

 

ご由来を読むと
出羽三山の歴史とか凄さが伝わってくる。

 

〜特に出羽三山信仰は
「三関三渡」「疑死再生」など、生まれ変わりの信仰が今もなお息づいている。
羽黒山では現世利益のご神徳に与り
月山の大神の下で死後の体験をし
慈悲深い湯殿の大神より新しい生命を賜って、再生すると考えられる〜

 

調べてみると神仏習合の時代、

 

羽黒山は聖観音菩薩
月山は阿弥陀如来
湯殿山は大日如来とされ、

 

それぞれの加護を得て
過去・現在・未来の三関を乗り越え
三関を超越した大日如来の宇宙そのものの世界に安住し、
即身成仏(生きたまま悟りを開く)の妙果を得るという修行だそう。

 

今もなお
秋の峰入という修行が1,400年以上も長きにわたって受け継がれているというから驚きだ。

 

御祭神が大己貴命ということもあって・・・

大黒様にも出迎えられた。嬉しい♪

 

ここから先は神域とされ
写真撮影は一切禁止。

 

また、湯殿山で見たものや体験したものは
語るなかれ 聞くなかれ とされているので
HPに載っていることくらいしか言えないのが残念なのだけれど。

 

参拝は裸足になり
お祓いを受けてから御神体の場所へと進んでいくと
お湯が滾々と湧き出ており、御神体を目の当たりに拝することができる。
そして直に感じ、お詣りすることができる神秘の場所。

 

湯殿山は大日如来が司る世界。
宇宙の真理であり、宇宙そのものであり、
すべての命あるものは大日如来から生まれたとされるから
御祭神の神々の霊験とともに
その場に身を委ねた時の感覚といったら・・・。

 

もうね、想像してみてほしい。
いや、これはぜひ体験していただきたい。

 

ありがたいことに
こちらでも人払いがされ、受け取るべきものを受け取った。

 

先祖供養のお詣りもして
足湯に入ってカラダをあたため、この場所をあとにする。

 

 

空を見上げると
雲間から太陽が顔を出してくれた。

祝福をありがとう^^

 

バスで来た道を歩いて戻っていくと
紅葉がとても綺麗だった。
ちょうど今が見頃。

 

 

雨上がりに朱塗りの橋が際立つ。

 

道すがらに流れていた瀧。

 

FBに載せたら
あぐらをかいて滝行しているかのように見える、と
友人がコメントをくれたんだけど、
本当にそう見える!!

 

まさにここは修験の場所なのだ、ということを彷彿させるようだ。

 

もと来た道をてくてく歩くうちに
ふと気づいた。

 

足がとっても軽い。
カラダも軽い。
なんだか羽が生えたよう。

 

15分ほどで大鳥居まで帰ってきた。

 

 

大鳥居のところには
こちらの印象的な龍を纏った像が。

 

飛竜大神さま

今まで沢山の龍や神様の像をみてきたが
ここまで龍と仲良しの像ははじめて。
龍を纏うってこんな感じか・・・。

 

その横にある階段を上っていくと
玉姫稲荷神社がある。

 

本来ならば、こちらの神社を参拝してから
湯殿山をお詣りするという順番がいいらしいので
次の機会にはそうしよう。

 

 

旅もいよいよラスト。
最後は月山へ。