脈々と・・・


 

母校が創立120周年を迎え
記念式典があるとの通知がきた。

 

いつもだったらスルーするところだが
なんとなく、行ってみようかと思いたち
参加してみたのだが・・・
やはり行ってよかった。

 

 

高校時代は
バスケットボール部に所属。

 

当時、かなり本気で取り組んでいる部活とは知らず
素人で入部しちゃったものだから
そのハードさとプレッシャーに何度くじけそうになったか。

 

朝練・昼練・放課後・日曜日はもちろん
盆暮れ正月もほとんどなく、練習に明け暮れた毎日。

 

だからそれ以外のことに関しては
あまり高校にお世話になった記憶がない。
というよりも
多分、あまり関わってないのかもしれない。

 

が、ここでの3年間が
確かに私の中に刻まれているものがあったことに気づいた。

 

 

それは校歌を歌ったときに突然起こった。

 

なんだか、涙が出るのである。

 

校歌の内容が身にしみて
と、いうよりも
ようやく校歌の内容が腑に落ちて、というのが正しいかもしれない。

 

あぁ、私は青春時代
この高校で育てられたのだな、と実感したのだった。

 

 

高校入学後
校歌の練習を沢山した記憶がある。

 

その校歌は、3部合唱となっていて
メインのソプラノメロディは3年生が歌い
1年生と2年生は入学時にアルトかメゾソプラノかに
パートが分かれる。

 

確か私の学年はアルトパートだった記憶がある。
最初に割り振られたパートを2年間歌うのだ。

 

行事があるたびに
全校生徒で校歌を合唱するのだが
美しい3部合唱は
ずっと心に残っていた。

 

だから、
卒業して約20年の時を経て
母校に赴任したときも
すぐに思い出し、歌うことができた。

 

が、当時はそのハーモニーが好きであって
歌詞はそんなに重視してなかったように思う。

 

しかし、今日
あらためてその詩を見て味わって歌ったときに
その祈りのようなものを感じたのだった。

 

明治32年(1899年)創立の当時。

 

学問における男尊女卑がまだ色濃く残るその時代において
女子が学ぶことが当時としては珍しく

 

だからこそ、
その学校に入学するという諸先輩たちの志の高さや気概
明るい未来の担い手となるであろうと周りからの期待は計り知れない。

 

校歌はそんな時代の女学生たちの
心の指針となったに違いない。

 

もちろん、私の勝手な憶測だが

 

なんだか妙に
この校歌に込められたある意味祈りのようなものに
心が震えたのかもしれない。

 

時代は変わっても
変えてはいけないものがある。

 

それを今日は
校歌から再度教えてもらったのかもしれない。

 

 

 

 

 

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