反射神経、磨いていますか?


 

ある会社との打ち合わせの帰り道。

 

帰宅ラッシュの時間帯で
テールランプが幹線道路を埋め尽くしていた。

 

信号が変わっても
1台か2台、進めるかどうかの混みように

事故渋滞だろうか?!と思いつつ

 

後に予定もなかった私は
この渋滞にもイライラすることなく
前の車について信号でストップ。
2車線あるうちのセンターライン側、信号待ち2台目で止まった。

 

その時のことだった。

 

信号待ちしていたある年配の通行者が
横断歩道を渡り始めた。

 

その方は
杖をつかって道の状態を確認しつつ注意深く進んでいった。

 

その杖は白く、
老人は視覚障害を持った方だった。

 

数メートルしてその杖が止まった。
私の前の車が
横断歩道に乗り上げていたのだった。

 

タイヤに当たった途端、
その老人は踵を返して
もといた場所へと戻っていった。

 

 

実はその方が渡り始めた時に
そのまま真っすぐに歩いたら
前の車に当たっちゃうんじゃないかな・・・と

 

その車と私の車との車間は
かなりあったので

 

「少し、後ろにさがってあげればいいのに。」なんて思っていたら
案の定、杖の先が当たってしまった、というわけだ。

 

 

老人が慌てて
もといた歩道に戻った時、

 

隣車線の軽自動車の助手席が開いた。

 

女性が出てきて
その老人に一言声をかけた。

 

そして車に戻る動作があったが
思い直して

 

一緒に横断歩道を渡り始めた。

 

老人を促しながら
ほんの少し、急ぎ足で。

 

渡りきったあと
何度も何度も老人は頭を下げた。

 

女性は一言声をかけ
ダッシュで横断歩道を渡り
何事もなかったかのように
軽自動車の助手席に乗った。

 

 

その間、1分〜2分。

 

鮮やかだった。

 

老人のしたい行動に対して
どのようにしたらベストなのか。

 

咄嗟の判断、そして行動をとった女性の姿に
感動してしまった。

 

もしかしたら、
その女性にとっては
当たり前の行為だったのかもしれない。

 

が、渋滞の中
車がいつ動くかわからない状態(軽自動車は信号待ち先頭だった。)であり

 

もしかしたら老人を渡らせた後、
自分は戻ってこられない状況も考えられたのに。

 

躊躇なく行動できるって素晴らしいって思った。

 

 

果たして自分の反射神経は
そこまでの判断、選択、行動ができただろうか。

 

あらためて
人に対しての反射神経を磨きたいな、と思った。

 

一瞬のできごとから
学んだこと。

 

素晴らしい場面に遭遇できたことに感謝。

 

なんだか老人と同じく(←多分)
心がじんわりあったかくなった秋の夕暮れ。

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です