最期に残るもの、最期に残すもの


 

予想もしていなかったことを聞かされた時
人はどんな反応をするのだろうか。

 

 

その方は
私が一番苦しいときに

 

光を見せてくださった。
背中を押してくださった。
大丈夫だよ、と見守ってくださった。

そして

自信をくださった。

 

会った数といえば
そんなに多くはない。

 

けれど
なぜかいつも
気にかけてくださっていた。

 

会った時は満面の笑みで
「どう?調子は?」と声をかけてくださった。

 

「僕はね、まだまだやりたいことが沢山あるんだよ。」

 

夢を語るその瞳は
まるで少年のようにキラキラしていて
聞いている私も、周りの人々もワクワクさせてくださった。

 

思い出すその顔は
いつも穏やかに笑っていて
会うだけで元気をもらえる方だった。

がんばろうって思わせてくれる方だった。

 

 

最期まで
周りの人を思いやる方だった。

 

私なんて身内でもなんでもないのに
これからも見守っているよ、そんなメッセージと品を残してくださった。

 

それを渡された時
あまりにもその優しさと偉大さに
カラダが熱くなり思わず泣き崩れてしまった。

 

とてつもない大きな愛に包まれた気がした。

 

「大丈夫だよ。いつも見守っているからね。」

 

そんな声が聞こえたような気がした。

 

まるでその場にいるかのように。

 

不思議な感覚だった。

 

 

悲しくて涙は出るけれど
まるで近くにいるような感覚もあり。

 

がんばります。

 

思わず、そう宙に向かって言ってる自分がいた。

 

 

最期の最期まで
私は与えられることばかりだった。

 

それだけ与え続けてくれた方に
恩返しをすることはもうかなわない。

 

お礼を言うことも
会うことも。

 

もう二度とできないのだ。

 

 

一生のうち
出逢える人はどのくらいいるのだろう。

 

そして

 

人生を変えてくれる人との出逢いは
一生のうち、何度あることだろうか。

 

ましてや

 

『この人のように生きたい。』

 

そう思わせてくれる人に出逢えるということは
とてつもなく奇蹟、なのかもしれない。

 

運良く、私は
その方に出逢うことができた。

 

ありがたく、しあわせなことだ。

 

 

肉体としては滅びても
その人の目指すところ、意志は、そして愛は
永遠に受け継がれていくのだろうと感じる。

 

その方は

 

人生を大いに冒険し、謳歌し、楽しまれた。
沢山の人を救い、勇気づけ、人生って楽しいんだよと身をもって教えてくださった。

 

自分の使命、というものに気付き
それを為すべく、最期まで尽力された。

 

小欲ではなく、大欲に生きよ、と教えてくれた方だった。

 

 

生き方、というのは死に方に他ならない。

 

その姿、在り方、生き様は天晴としか言いようがないくらい、
人生を全うされた。

 

我が人生に悔いなし。

 

そうにこやかに笑っている姿が想像できる。

 

私はまだ正直
事実を受け入れられず、
時折、堰を切ったように涙がこぼれるけれども

 

でも一方で

 

肉体はなくとも
いつもそばで見守られているような力強さとか安心感とか
そんな不思議な感覚があって

 

だからこそ頂いた恩は
関わる人達に恩送りしていこう、と密かに決めている。

 

それが
私にできる唯一で最大の恩返しだと思うから。

 

 

今まで出逢った人
これから出逢う人

 

一生のうち、どのくらいの人と出逢えるのか
一生のうち、どのくらいの人に関われるのか

 

わからないけれども
1つだけ言えることは

 

人生の幕引きの時には
すべてやりきった!という笑顔でありたい。

 

そんな人生を歩んでいこう、これからも。

 

人生はいつだっていつからだって
自分次第なのだから。

 

 
2017年1月23日
ギンザベルエトワール
岡本憲将社長 享年70歳
心より哀悼の意を表します。
そしてこの出逢い、ご縁に感謝いたします。

 

JEWELLNESS LIFE
〜宝石のように光輝く人生を!〜

 

 

 

 

 

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