いのちの源 〜水輪vol.3〜


 

IMG_0571

 

 

朝7時。

 

自然農園ナチュラルファーム散策をした。
スタッフの一人がこの農園を案内してくれた。

IMG_0554
見渡すかぎりの広い農園はこの敷地内にとどまらず
水田もあり、今がちょうど田植え真っ盛りだそうだ。

 

この農園はもともと山に残された遊林農地で
化学肥料や動物の堆肥も一切使わず
自然の営みによって育まれた栄養たっぷりの土が
そこにはある。

 

飯綱高原の朝と夜の寒暖の差や
戸隠連峰から運ばれてくるミネラル豊富な水も
ここの野菜達を甘く美味しく育てる要素となっている。

 

広大な敷地を見渡すと
野菜とともに、それ以外の雑草もかなり多い。

 

場所によっては野菜は一切なく、
雑草畑か?と思えるほどのびのびと生えている。

 

IMG_0555

彼いわく、

 

野菜を収穫しやすくするために
今は農薬を使って雑草を排除している農家さんは多いです。

 

そのことによって土が痩せ
できる野菜も小さく、見た目も悪いから
売れるように化学肥料や動物の堆肥を散布するようになります。

 

さらに雑草も農薬の耐性ができてくるから
それに対応したもっと強い農薬が必要となり
ますます土地はやせていきます。

 

そうなると、野菜自体も
そういう土地でも育つように
品種改良、遺伝子組み換えが行われていくわけです。

 

遺伝子組み換えによって作られた種は
次の世代へと受け継がれない。
だから翌年、また新たな種が必要となります。

 

一方で
私たちは人間の手で強制するようなことをしなくとも
自然の循環を整えてやればいい、ということを知っています。

 

自然の営みに逆らわず
最小限の雑草を刈り取ること以外は何もしないのです。

 

雑草は嫌なもの、と捉えられがちですが
実は雑草も大事な役割があって
 

例えば野菜だけの畑に
アブラムシなどの害虫がついたとすると
全部の野菜にアブラムシがついてしまう可能性が高いのです。

 

けれども
雑草があれば、その雑草にアブラムシがついて
全滅するということはなくなります。
自然と野菜が保護されるカタチになるんですね。

 

IMG_0544IMG_0542

 

例えばたんぽぽの根は
意外としぶとくて
抜くのも結構大変なのですが

 

それが沢山生えている土地ではあえて野菜を作らず
ハーブなどの自生力の強いものを植えるのですよ。
何もせずとも元気に育つんですよね。

 

そうやって
なるべく、その場所その場所にあったものを
植えるようにしています。

 

もちろん、雑草をぬくことはありますよ。
なにせ、こんなに生えてますから(笑)

 

その場合は抜いた雑草を捨てずに
畑に積み上げておいて
2〜3年かけて堆肥をつくっています。

 

IMG_0550IMG_0548
↑ 積み上げられた雑草の山
表面の雑草を持ち上げると、中では発酵が進んでいて温かい。

 

実は
この堆肥すら畑に蒔くことはせず、
ポットに入れて色々な苗作りに活用しています。

 

また、在来種の種を採る研究もしているのですよ。
最近はなかなか手に入らないから
自分達で作るようになったんですね。

 

ここの大地で育った野菜から採れた種だから
これ自体にエネルギーがあり、
翌年も元気な野菜がとれる。
自然から教わることは本当に多いです。

 

IMG_0547IMG_0551IMG_0546IMG_0552

 

自然の営みに
私たち人間ができるかぎり手を加えないことで
循環が生まれます。

 

そこには農薬も化学肥料も必要がないのです。

 

土地づくり、野菜作りに対しても
私たちは本物の追求をしています。

 

そう説明している彼の瞳の輝きに
自分たちの仕事に誇りと自信が伺えた。

 

 

手塩にかける、とは
こういうことを言うのだろうなって思えた。

 

そういえば、
皇居の勤労奉仕をしている時も
皇居の自然の循環についてお話を聴いた。

 

土も雑草もそこにいる虫達も鳥も食物連鎖によって循環していて
自然循環が成り立っている場所なのだ、と。

 

自然の営みを人間が壊してはならないとの意向で
草むしりをする場所や種類も制限されるほどだった。

 

昭和天皇・香淳皇后の御所だった吹上御苑は森の中にあった。
日本の中心は
本当に豊かな自然に囲まれている場所だった。

 

 

 
そしてそして・・・お待ちかねの食事の時間♡

 

彼らの誇る野菜を調理するスタッフたちがまた素晴らしい。
 

旬の朝採れ野菜の味を
最大限に引き出す調理方法を探求し
ロングステイが多いリトリート客のために
毎食違うメニューを出そうとする創造力。
なんとそのレシピは6,000種を超えるとか。

 

生野菜のサラダは
見るからに生きてるエネルギーを感じたし
口に入れた瞬間、いのちを頂いているのだなぁと実感する。

 

IMG_0535IMG_0538IMG_0564IMG_0565

 
本物の野菜は
こんなにも味が濃くて、香りも豊かなのかと
心まで満たされる。

 

まさに太陽と大地のエネルギーを食べている。

 

そして
野菜作りのスタッフと調理のスタッフのをも食べている。

 

ここの料理を食べると元気が出る、というファンは多く

 

食事をご一緒したご婦人も
年に数回、10日程度のロングステイ中だった。

 

IMG_0539IMG_0541IMG_0536IMG_0566IMG_0571
↑ 私が大好きな長岡式酵素玄米も毎食出る。

 

カロリーを食べている時は
何か物足りない気がしてどうしても過食になってしまうのだが
エネルギーを食べているから
野菜だけでも十二分に満たされる。

 

地産地消と言うが
旬の採りたて野菜をその場で食せるってすごく贅沢だ。

 

大地と水と太陽とで育まれたエネルギーが
カラダの隅々まで満ちていく。

 
あぁ、
幸せだな。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です